竹宮 ゆゆこ
メディアワークス
売り上げランキング: 35
ネタが濃くなっていくねw
ネタバレあるかも。
この作品のいいところってはじまり方が面白いところですよね。
前回のいんこちゃんネタもそうだったし、いきなり読者を突き放してのはじまり方は一気に話に集中できるからいいものです。
そしてその前のカラーグラビアもまた楽しい。
あそこでのキャラ紹介もといキャラのモノローグが面白い。
あれがあるからこそ本編で詳しいキャラ紹介をせずにすぐに本題へ取り組むことができますしね。
で内容。
しょっぱなのバトミントン(バドミントンの方がいいのか?)の対決。
あそこで大河と竜児の真剣勝負か?とか思ったけどさすが作者。
変な方向へ話を展開させるw
ある意味虎対犬の対決になってるのよね、これw
そして次からが旅行本編。
集合シーンで20代以下の読者をブッちぎって置き去りにするネタktkrwww
これこそがこの作者さんの真骨頂。
ああいうピンポイントでのコアなネタをやってくるところはさすがです。
またピンポイントでコアなネタは年代じゃなくてジャンルとしても現れていたりします。
松居棒とかこういう本読む人にはあんま知られてないだろwとか思うしw
あと竜児が掃除に対する思いをモノローグで語るときのシーンとか詳しすぎて困るw
んで上でも書いているけど普通のシーンを一気にぶち壊すことが多いよねw
電車でのシーンもそうだし海に行ったときとかもそうだしw
そのときのキャラの本性が出まくったところとかもうマジで笑える。
今回は今までのシリーズとは違って割りと多くのキャラがコンスタントに出てきます。
なので自然と会話中心の構成に。
また1つの事柄に対して3通りのリアクションという流れもまたいいものです。
そして今回表紙にもなっているみのりんが(竜児目線で)特にクローズアップされているのも注目。
大河や亜美とのリアクションの違いもそうだし自発的にどう動いているのかとかそういうところがやけに目に付きます。
しかもその所為で大河や亜美の印象が薄くなる、薄くなるw
と、言ってもそれは3人並んでのときのお話で竜児と大河、竜児と亜美のシーンでは各人それぞれの個性を発揮しています。
だけど今回やっぱりそういう場面でも顔を出すのはみのりんなんだよねぇw
まーそういう感じでみのりん中心なんだけど読めば読むほどみのりんというキャラクターがどんなものかわからなくなっていくのよね。
なーんていうかわかりそうで深いところまではわからない。
それは意図的にみせていないんだろうけどそのどことなくある暗さというものがまたその天性の明るさを生み出しているんでしょう。
と、おととい見たKanonの佐祐理さんのことを思い出したりするw
そんでみのりんの告白というか心情と吐露するシーンがある。
やっぱりこれがなくちゃね。
これがないととらドラ読んでいる気がしない。
各キャラそれぞれに意思があって思うことがある。
それをぶちまけるのがとらドラの特徴であり良いところ。
その時のテンションの落差つーのもシアリアスなシーンを際立たせる、のめりこませるいい手段なんでしょう。
んで後半の流れ。
とりあえず今までのつっぱしっていくような展開じゃないですね。
要は今までとは違う。
まーこれはこの話の始まりというか流れ自体今までとは違う感じでしたし、読んでて途中で予想できた流れだともいえます。
また前半はみのりんメインで後半はなんとなーく亜美メインだったとも言えるかもしれません。
あの2日目の最初の方から亜美との絡みも多くなっていきましたしね。
そしてラストの花火シーン。
ある意味大河のあの様子つーのはこの作品通しての心境の表れじゃないのかなと思ったり。
そしてそれをわかっているのは亜美。
んで全体通して感じたのは大河の出番が今までと比べてすごく減ったなということ。
まったくないというわけではありませんが今までだとなんだかんだ言ってラストを〆るのは大河だったのにねーと。
それでこの出番の少なさがラストのさみそうにしている大河へとつながっていくのでしょう。
竜児はなんだかんだ言って自発的に行動してそれなりの成果を残しました。
ですが大河は今回も北村に対してほとんどなにも出来ずじまい…
そういうところから大河は自分を頼らずともみのりんとお話している竜児をみてさみしいと思ったのじゃないかなと。
また同時に自分には竜児が必要なのだとも感じたのでしょう。
あのラストを見て次回以降の話が結構様変わりするんじゃないかなと思ったり。
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とらドラ!(4)
とらドラ! 4posted with 簡単リンクくん at 2007. 1. 8竹宮 ゆゆこ〔著〕メディアワークス (2007.1)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る みのりん大活躍! 今回は、もぅ、いろいろなみのりんを見れただけで満足ですよ。 っつーか、表紙
[2007/01/12 11:33]
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Alles ist im Wandel
書評/とらドラ4!
☆☆☆☆☆ とらドラ4! 著者/竹宮ゆゆこ イラスト/ヤス 電撃文庫/メディアワ
[2007/01/12 12:02]
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ライトノベル名言図書館
とらドラ! (4) 感想
とらドラ 4 (4)竹宮 ゆゆこ メディアワークス みのりん凄い人気ですね~他のブログの感想を見たら皆さん大絶賛してましたねもちろん自分も大好きです (*´∀`)
[2007/01/12 22:36]
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(書評)とらドラ4!
著者:竹宮ゆゆこ とらドラ 4 (4)価格:¥ 536(税込)発売日:2007-
[2007/01/19 22:49]
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たこの感想文
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競馬予想
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とらドラ4!
とらドラ4!著者 竹宮ゆゆこイラスト ヤスレーベル 電撃文庫 急展開!? 人気blogランキングへ ← よろしくお願いします。 クリックありがとうございます。 あなたにすべての良きことが
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ライトノベルっていいね
神曲奏界ポリフォニカ
神曲奏界ポリフォニカです。榊一郎さん著、イラスト神無月昇さんです。ライトノベルとしては、最近出来たレーベルのGA文庫から発売されています。この作品は、元々キネティックノベルというゲームのようなソフトで、ダウンロード販売されているものが起源です。現状では、
[2007/02/15 21:06]
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ライトノベルの感想日記
とらドラ!
とらドラです。竹宮ゆゆこさん著、イラストはヤスさんです。前シリーズの”田村くん”も良かったですが、これは、それを超越してますね。ゆゆこさんスタイルの文章も磨きがかかり、主人公、登場人物のキャラ設定もお見事!最近では、一番のヒットです。( ̄ー ̄)ニヤリとする
[2007/02/18 19:48]
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ライトノベルの感想日記
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