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ジョッキー (集英社文庫)
松樹 剛史
集英社 (2005/01)
売り上げランキング: 32728

競馬をやっている人全員に読んで欲しい名作。

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これ読み始めたのが夜中1時。
ちょこっと読んで寝ようと思ったのだけどこれが思いのほか面白くて仕方なかった。
なので全部読んじまいました、3時30分。

主人公は28歳のフリー騎手。
まー中堅というところですね。
何故フリーになったのというと所属厩舎に新しく入った騎手の父が大物馬主。
その馬主がその厩舎に馬を入れる代わりに息子を主戦にしてくれと。
そうなると主人公は乗る機会がなくなってしまい結局フリーへ転向というもの。

今まで外交を殆どしていなかったためか週に1鞍ほどの騎乗依頼という主人公。
自ら頭を下げるのは理念に反するらしいです。
まーこれは作品中にどうしてか、ということが書いてあったりするので読んでいただければと。

それで物語はそんなフリー騎手という特性を生かして初めて会う馬主、調教師、厩務員とのふれあいが中心。
そういう一つひとつのことが重なって色々な人脈が…という点もあり(すっげー微妙なところかもしれんけど)
基本的に小さなエピソードを積み重ねて物語りは進む。
ここで競馬というものを再認識させてもらえるんだよね。

ある意味サクセスストーリーなのだけど大きなサクセスはない。
あーでもパワプロのサクセスっぽいところがあるのよね。
それがすっげー良いのよ。

特にキャラクターがちゃんとしているというか人間らしいのよね。
本当に色んなキャラがいて掛け合いが楽しい。
それは1回しか登場しないキャラでもそう。
あのレースの後どうなるんだろう、毎回そう思いました。

んでレースシーン。
ぶっちゃげ主人公が乗っていた馬ってある意味「ねーよwww」という馬なんですよね。
漫画ならアナウンサーが!を多用して逆に読んでいる方がさめてしまうんじゃないかなというところです。
しかし騎手目線ということで騎手の感じたとおり「まだ走る気になっていない」等がメインでレースをレースとして楽しめる。
その緊張感は本当にすばらしい。
その作戦は成功するのか、それでいいのかというドキドキ。
読んでいてたまらない。

一応物語りは二つの軸があってそれは過去から続いているものと現在のものと二つある。
現在のものはある馬(というか馬主)を中心としたもの。
もう一つは兄弟子絡み。
前者は割りとはじめから明示されていて経過も結構書かれている。
しかし後者は主人公のモノローグなどところどころに出てくるものでジワジワと判明していく。
終盤になりその二つが並んだとき物語は一気に加速する。
あー構成もすばらしいわ。

この物語に流れる緊張感、爽快感、葛藤すべてが面白い作品でした。
だけど一つ不満。
続き無いのかorz
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HAPPY BIRTHDAY 武豊

ジョッキー (集英社文庫)
[2008/03/15 20:08] URL プロの超競馬予想法!馬券の買い方3つのルール!