竹宮 ゆゆこ
アスキーメディアワークス
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馬なり驀進中。
俺の抱いているとらドラつーのはそういう感じの自然に疾走しているようなもの。
本当にキャラがノビノビしてるよなーとか。
本編は最近シリアス気味になってその影を潜めていますけどね。
お話は短編を数本まとめたもの。
基本的には本編にあまり関わらないであろうものですが、本と本の間を埋めるようなネタ満載。
・虎、肥ゆる秋
大河が食欲の秋ということで食べ過ぎて小太り化!
それでダイエットをするというごく自然な流れなのだけど竜児のショックの受け方が笑える。
大河の食生活を管理しているのは自分→大河が太ったのは自分の責任→主婦失格
お前主婦とかどんだけだよw
だけどこういう義理堅さが竜児の魅力ですよね。
そいでダイエットに奔走する二人。
みのりの超体力を使うものに死にかけて頼るのは亜美。
亜美と一緒に赴いた先のジムで竜児はチャクラを開くw
ジムでのくだりは濃すぎて困るw
・春になったら群馬に行こう!
9巻で判明した春田の彼女。
春田はどのようにして彼女を作ったのか?というお話。
いやー春田のモノローグが本当にすごいっすねw
ちょっとした時間の経過で物事が抜け落ちていくとかw
それ以上にすごいのはモノローグと実際口に出していることにあんまり差がないところですよね。
そいで自重しない。
さすが春田w
そしてゆゆぽもすげぇですよw
まーそれ程空気の読めないであろう春田だからこそ瀬奈の殻を割ることができたのだろう。
春田が時間を重ねる毎に違和感を覚え、それに気づいていく…主に独神の昼食と共に。
そうやってじっくりと答えを探し、見つけてそれをストレートに吐露する。
何となーくあの4人組って現在のとらドラメイン4人っぽいよねーとか思ったり。
んで春田の立場が亜美っぽい。
もしかしたら亜美がいなかったらメイン4人はああいう未来になるかもね、ということだったりしてね。
無いかw
・THE END OF なつやすみ
夏休みも終わりに近づいた日に竜児と大河に訪れた悲劇。
BOMBやらCrazyなんかのテンションの高さがステキ。
作者の書く女性つーのは色々と幻想を壊してくれますねw
んで先ずは竜児に悲劇が訪れて…
オチに吹いたw
床屋オチですねw
・秋がきたから畑に行こう!
竜児が学校の花壇を使ってさつまいもを栽培。
秋になって来週掘り出そうという流れに。
だけどそこにやってきたのは台風。
ここでの読みどころは遂に純潔を失ってしまったようなインコちゃんですねw
そりゃ竜児もショック受けるわ。
んでこのような台風とくれば家にダメージが来るわけで…
竜児の目もギラつきます。
・先生のお気に入り
失恋大明神に出演オファーの来た独身。
色々理由をつけて拒むのだけど北村に言われた一言によって若かりし時のことを思い出す。
独身、若き日のストーリー。
今回の中で一番面白かった話です。
とらドラ独特の若さゆえのパワーのある作品。
内臓紹介のエピソードはさすが作者!と言わざるを得ません。
非常に短い話ですが濃いです。
これで1冊お話を読んでみたいと思うほどに。
だけどそれやるとそれはそれでウザいかw
以前のスピンオフと比べた時、こちらの方が好みですかね。
理由はメインキャラが竜虎ということが大きいし、懐かしいほのぼのした話が中心。
今の本編に良い清涼剤となっていますね。
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