森見 登美彦
角川グループパブリッシング
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なむなむ!
京都にいるときに読んでよかった。
本当にね。
京都でおこるちょっぴりファンタジーチックなお話。
何ていうか曖昧な作品なんだけど、それがファンタジーな空気とマッチしています。
そのファンタジーな世界にマッチしているキャラクター。
主人公である黒髪ショートの乙女。
そして彼女に恋する先輩。
一見ラブコメっぽい印象を抱くのだけど殆どそういうところがない。
むしろ二人の視点で語られる同時刻の話を淡々と描いているだけなんです。
それでも楽しい。
まずキャラの魅力が半端ない。
黒髪の乙女のマイペースで全くぶれない軸。
その独特の丁寧な口調とおともだちパンチ。
先輩は古風な口調で癖のある話し方。
この二人が話す出来事が面白すぎてたまらない。
だけどテンポがとてつもなく良い。
勿論サブキャラたちも一癖も二癖もある人たちです。
短めの話が四つと言う構成です。
変わりそうで変わらない二人の関係が面白おかしく描かれています。
そして現実を危うくするようなファンタジー要素があふれています。
ですけどこの曖昧な空気でそれも許せるw
現実と虚構が交じり合っていて「もしかしてあるのかも…」と思ったり思わなかったり。
本当に不思議な作品だよなぁ。
まーキャラですよw
黒髪の乙女がかわいいんですよ。
いっちゃん最初のおともだちパンチのくだりがこういう性格を裏付けていますよね。
あの純粋ながら一筋縄ではいかない性格は惚れます。
CVは野中藍です。
異論は認めます。
とりあえず巻末のそのほかの作品紹介読んでみたら違う作品とリンクしてるっぽいですね。
機会があれば読んでみたいと思います。
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