弓道。
6巻にして始めて弓道漫画らしい場面が…
いや弓道シーンは前から多かったけど、道具やらメンテナンスと言った細かいところが目立ちましたね。
弓道漫画っぽい!
ま、基本的には百合系女子高漫画でして、今回も秋穂は水夏の為に暴走しとります。
んでこの秋穂のスタンスというのが以前と比べたら巧妙になってきますよねw
ここ数巻はストレートに行かずいくらかのギミックを仕込んできているのです。
まーこの作品にキャラクター皆そういう”何か”を匂わせる行動が多いのです。
皆ひねくれているところがございますが、年相応の恥じらいを持っているのが良いですよね。
球技大会での春河が褒められてからの「仮面夫婦」という台詞はグッと来ました。
こういう余韻と言いますか”もののあはれ”のある雰囲気が素敵です。
そしてそれを暴かれた時、その本意を理解された時の表情ですね。
そこまでの流れが最高なのです。
百合というのはこういう”秘めた”ところがあるからこそ光るものがあるんじゃないかなと考えさせられます。
んで6巻から日工大メインのエピソードが始まりました。
これが新しい息吹を呼び込んでくれます。
作者さんが徹底しており、日工大のエピソードの時は桜庭女子高が殆ど出てこないんだよね。
大概「一方その頃」的な感じで話を挟む様なイメージがありますがそういうのが無いんですよね。
これが新鮮。
そういや今回秋穂の飼い猫である”もか”の出番がありませんでしたね。
というか動物ネタが全く無かったんだよねー。
その代わり赤ちゃんの話なんか入っていたりして、過不足なくなっていますよね。
やってることはあまり変わっていませんが不思議と飽きが来ないなぁ。
というかここに来て一気に世界観が固まってきて、これからという雰囲気があるよね。
次も楽しみ。
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